モラハラにさようなら

モラハラから離れるまでの経緯を書きます

第2子誕生

 前回まで少し話が逸れてしまいました。

 今回はまた過去記事の続きに戻します。

 

 モラハラ対応でフラフラでしたが、可愛い第2子が生まれました。

 私はもともと子どもは2人以上欲しいと思っていたのとても嬉しかったです。

 長男も寂しい時がきっとあったと思うのですが、弟の誕生は嬉しかったようで、

 いつも「プラレールしよう?」「滑り台滑ろう?」などと言って誘っていました。

 その頃ちょうど引っ越した関係で私自身友達もあまりおらず、長男に

 同い年くらいの友達と遊ぶ機会をあまり作ってあげられなかったのが今でも

 心残りです・・・

 

 一方のモラ夫は相変わらずずっと人格否定と暴力を繰り返していました。

 私はこの頃まだ反発しておりました。

 

 優しい時もあるし、ちゃんと話せば分かり合えるのではないのか?

 という想いからです。

 今ならはっきり分かります!

 

 絶対分かり合えません!!

 モラ夫は、自分の意見に従わせよう!!、あいつ(私)を変な考えから

 脱却させてやらないと!!という使命に燃えていますから・・・

 

 

 元々私は実家に帰ることが許されていませんでした。

 実家は遠方で、帰るだけで半日はかかるのでどうしても気軽に帰る

 ということができない私は、幼稚園がお休みで、かつモラ夫の機嫌の良さそう

 な日を狙うしかありませんでした。

 なので帰れたのは2〜3年に1度。

 

 実家に帰りたいというと、

 『なんで嫁に来た奴が実家に帰んなきゃいけないんだよ!!

 俺の家をないがしろにするな!!』(旦那の実家も遠方なのに1〜2ヶ月に1回は帰省)

 『俺に迷惑かけないように帰れよ!』

 『俺の世話が誰がするんだ?誰がご飯準備するんだよ!!』

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 等々始まります・・

 なのでモラ夫が出張に行くタイミングなどを狙うしかありませんでした。

 実家に帰るだけで半日近くかかるのに、出張期間しか帰れないのでいつも

 1泊2日か長くて2泊3日がせいぜいいいところ・・・

 本当に辛い日々でした。

 

 

ええ??それは私のせいなの??

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 過去の流れから少し逸脱しますが、モラハラ夫のありえない

 言い分を聞いてください。

 

 よく考えればそんなのおかしい!!

 とすぐに気づくはずなのですが、渦中の人にはなかなかそれに

 気づけません・・・

 私は他人に言われてやっと気づきました・・・

 

 

 ①道路が渋滞しているのはお前のせい!!

モラ夫が趣味のゲームを行う場所を予約しており、そこに向かう

途中のことでした。

家にいる私に突然電話がかかってきて、

『お前のせいで道路が混んでいる!!どうにかしろ!!』

というのです。 

私は家にいるのでもちろん渋滞を引き起こしたわけでもなく、

道路を作ったお役人でもありません。

 

 しかも

『運転中で、電話できないからゲーム場に、遅れても時間を

伸ばせ!遅延金は払わないと連絡しておけ!』

 

 と、運転中に電話できないはずなのに電話で伝えてきました・・・

 

 突っ込みどころ満載なのですが、本人はとても真面目に伝えてくるのです・・・

 

②自分にできないことを人にやれというな!!

 

 モラ夫は常に

 『俺は色んなことを計画して、計画通りに行動している。

 行き当たりばったりのお前とは違うんだ!』

 

 『お前は貯金もできなさそうだから、お金の管理は俺がしておく。

 俺は貯金ももちろん計画的にできるし、お前と違って金遣いは荒くない』

 

 

と言い続けていました。

なので反論することもなく、はい、はい、と相槌だけ打っておきました。

 

ある日炊飯器の音が時々おかしくなることがありました。

数年前にモラ夫が

「炊飯器買うか〜?」

と言ってはいたのですが、全然壊れてもおらずもったいなかったので、

「まだ大丈夫だと思います」

 と言って断っていました。

 

 それから3、4年経って少しおかしな音がし始めたのですが、モラ夫が突然

『だからあの時、買っておいたら?って言ったんだよ!俺のいう通り

 壊れかけてんじゃねーか!!』

というのです。

もちろん炊飯器にも寿命があるのでいつかは壊れる時が来るでしょう。

『今、金ないのにどうするんだよ!!なんであの時買わなかったんだよ!!

 この責任どうやって取ってくれるんだよ!!』

 

 としつこく付き纏うので、

 

 「あの時はまだ綺麗で壊れてなかったから買うのはもったいないと思ったんです。

 その分貯金しておいて、いざ壊れた時にそのお金を使えば1番効率がいいのではない

 かと思い、あの時は買わなくて大丈夫だと思います。と言った次第です」

 

 というと、

 

 『お前、自分が貯金できねーくせに、人に貯金しろとか言うんじゃねーよ、

 バカ!!』

 (都合が悪くなるとすぐに、バカ、出ていけ!が出てきます)

 とのことでした・・・

 「俺はとにかく今、金ないからな!欲しいなら自分でどうにかしろ!」

 と言っておりました・・・

 

 常日頃から全て計画通りに行動して、貯金もしていると言っていたのは

 どうなったんでしょうか?

 おそらくゲーム機などに消えていったんだと思われます💦

 

 この他にも、

 

 『お前のせいで仕事で失敗しそうだ』

 『お前のせいで俺の健康は損なわれている』

 

 『お前は疫病神だ』

 

 などなど散々言っていました。

 1日15時間以上もゲームをしていたら、そりゃ健康にもよくなさそうだし、

 仕事にも差し支えそうですが、全て『お前』である、私のせいだそうです。

 

 はい、はい・・・

 

 

モラハラを治したいと願った私

 長い間モラハラに苦しんでいた私が、まず初めに考えたことは

 

 ”どうやったらモラハラは治るんだろう?”

でした。

 色々本を読んだりカウンセラーに話を聞いたり色んな方の体験談

を読んだりしましたが、治ったケースは1つもありませんでした・・・

 治った方の軌跡が知りたかったので、100人近くのモラハラ夫について

書かれているブログや書籍を読んでみましたが、(この世にはどんだけモラハラ夫が

存在するのでしょうか・・・)誰一人治ったという方がいないというのを見ると、

厳しいことだと分かりました。

 この結論に達するまで2〜3年かかった私です💦

 

 次に考えたことは、

モラハラに合わないようにするにはどうすればいいのだろう?”

 でした。

 

 これに関してもなかなか厳しいものがありました。

 というのも、モラハラ夫の機嫌に左右されることが殆どなのでこちらが

 何か対処してどうにかなるものではないという難しさです。

 

 少しだけ効果があった方法としては、

喜怒哀楽を殆ど出さない(特にモラ夫の前で楽しむことは極力避ける)

モラ夫との接点を限りなく少なくする

会話は相槌を打つ程度(あからさまな無視や反論はご法度)

相談はしない

 

あたりです。

それって家族ではないんじゃない?と大多数の方に思われると思いますが、

そうでもしないと大攻撃を受けますからね💦

 

次のブログでは私がモラ夫に言われたとっても理不尽な言葉の数々を

紹介していきたいと思います。

 

お楽しみに!!

 

 

モラハラを知るのにとても役立った本です⬇️

 

 

 

この下の2冊はモラハラを提唱された方の書籍です。

家庭内のみならず職場でのモラハラについても言及されており、

被害に遭われた方なら全員頷ける内容だと思います。

 

 

 

モラ夫は認められたい?

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 昨日は警察でお世話になった話を書きました。

題名に①とつけてあったのでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、

あれから数年後にもちろん②が出てきます・・・

その時のことはまた順を追って書いていこうと思っています。

 

長男が1歳になる頃次男を妊娠しました。

その頃はまだ、あの人も優しいところはあるし変わるかもしれない。

という幻想を本当に持ち続けていました。

 

『優しいところもある』というところに気をつけないといけませんね💦

本当に優しいところはあると思います。

ただその優しいところというのが、夫の機嫌に左右されっぱなしなのです。

つまり自分の機嫌の良いとき、かつ、妻や子どもが自分にとても従順であれば

優しいのです。

我が家のモラ夫はどちらが欠けてもダメでした。

 

『この家は俺の家だ。俺のいうこと聞けないなら出て行け!』

『この家で一番偉いのは誰だよ!!俺だろ??言ってみろ!!』
『俺がいなくなったらこの家は明日から回らなくなるの。収入なくなるんだから。

 でも母親はいなくなっても影響なし!家政婦でもベビーシッターでも雇えば

 丸く収まる。むしろ今より良い生活できるわ!!』

 

等々、私だけではなく子ども達にも言い続けていました。

 

今思うと、そうでもしないと自分が保てなかったんでしょうね。

なんせモラ夫も小さい頃から暴力、暴言と隣り合わせの生活をしており、

なにをやってもダメだ!と言って認められなかったそうです。

 

なので40歳を過ぎても私たちに

『俺の親父に認められるようになれ!!』

と口すっぱく言い続けていました。

なんだか悲しい人生ですね。

DVで警察のお世話になる①

 長男はよく風邪をひいたり嘔吐したりする子でした。

 

 特に夜中や週末に体調を崩すことが多く、救急病院に駆け込んだことも

 何度かありました。

 モラ夫は仕事が何日休みがあってももちろん何も手伝ってはくれません。

 『俺はお前と違って仕事しているの!稼いで来てるの!

  社会で役に立っていないお前とは立場が全然違うんだ!』

 との持論をずっと展開していました・・・

 

 この頃私はまだ何回かは反論することがあり、殴られることも増えて

 きました。

 あざがくっきり残っていることも結構ありました。

 

 こんな時は皆さんぜひ病院に行って診断書をもらってください!! 

 私はそんなことが必要だとは思わず病院に行ったことは一度もありませんでした。

 今思えば残念です・・・

 

 話を戻します。

 何日も暴力を振られ続けた私は意識がボーッとしながらも、

 お天気がいい日は毎日のように息子をベビーカーに乗せ、

 支援センターや公園で遊ばせていました。

 その日もいつもと同じように出かけたのですが、出かけてすぐ息子は

 すやすやと寝てしまいました。

 

 このまま出かけてもしばらくは起きないだろうし、どうしよう、

 と考えていた私は気づくと目の前にあった交番にフラフラと入っていました。

 今考えてもなぜなのかはわかりませんが、この時すでにギリギリの精神だったの

 だと思います。

 

 交番では毎日のように暴力を振られていること、その証拠にあざがあることも

 見せました。

 丁寧に調書をとってくれました。

 最終的に起訴しますか?と言われ、私は・・・

 『いえ、起訴はしません』

 とだけ言い残して交番を出ました。

 多分誰かに話を聞いてもらいたかったんだと思います。

 

 当時はこんな感じでしたが今は時代が変わってきているので、

 このような状況だと夫が呼び出される確率が高いようです。

 それでいいと私は思います。自分より弱い相手だからと、暴力で

 相手を押さえつけようとするのはやはり間違っていると思うからです。

 

 警察に突然いくことを躊躇う人も多いでしょう。

 そんな時はぜひ自治体が用意している相談窓口や内閣府が用意している

 相談所に頼ってみてください。

  

 内閣府では電話、メール、チャットで相談できます。

 

DV相談プラス|内閣府 DVのお悩みひとりで抱えていませんか?

 

 また都道府県別に支援センターも用意されています。

 

配偶者暴力相談支援センター | 内閣府男女共同参画局

https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/soudankikan/pdf/center.pdf

 

 

  私のように何年も何年も苦しむのは、はっきり言って時間の無駄です。

 

 支援センターに相談したからといってすぐに解決できるものではないことは

 十分理解していますが、とにかく話を聞いてもらうだけでも少し気が晴れることも

 あります。

 ぜひ利用してみてください!

出産後のモラハラ

 長くて苦しい妊娠時期でしたが、無事に長男が誕生しました!

 

 それからモラハラはもっともっとエスカレートしていきます・・・

 

 初めての育児で私も毎日バタバタ。

 もちろんゆっくりご飯を作っている暇などなければ夜もほとんど

 寝ることはできません。

 長男は(今でも)特に寝ない子だったので、何ヶ月も続く寝不足に

 私はどんどん追い詰められていくことになります。

 

 モラ夫はもちろん何も手伝うことなく、

 『子供が生まれたらなんであんなに母親は変わってしまうんだろうね〜

  本当騙された。詐欺師のお前に!!』

 

 『俺は仕事してるんだからもちろん育児は手伝わないからな!

  俺が朝起きてちゃんと仕事に行けるように夜も泣かせるなよ!!』

 

 などなど。

 この頃は少し逆らうと殴る、蹴る、の暴力もありました。

 

 私は日中もぼんやりすることが多くなっていきます。

 それでも可愛い息子だけは守らないと!という一心で毎日を過ごしていました。

 

 

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退職後から妊娠中

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 前回は退職について書きました。

 今は不安定な時代です。

 仕事は続けられるのであれば、無理のない範囲で続けられた方が

 いいと私は思います。

 もちろん専業主婦もとても立派な仕事ですし、私自身とても大変な

 毎日でした。

 仕事をするのは時間的にも肉体的にもきついものがありますが、

 モラハラをされて精神的に厳しい毎日を送り、なかなか自立できなくなるのは

 もっと辛いです。

 

 私は退職後すぐ妊娠していることがわかりました。

 とにかく毎日気持ち悪く吐き悪阻だったので立っているのさえ辛い毎日。

 3回目の妊婦検診でこのまま入院するよう告げられました。

 私は実家も遠方で夫も出張でいなかったため、今すぐには入院できない

 旨を伝え、その日は2時間ほど点滴をして自宅に戻りました。

 

 その日の夜モラ夫に相談したところ、

 『は?入院?死ぬわけでもないのに入院は必要ないだろう!

 医者と病院は金が欲しいからすぐ入院させたがるんだよ、入院は断れ!』

 

 『入院したら俺のご飯誰が作るんだよ!洗濯も掃除もする奴いないし。

 家政婦とかにやってもらう気でいるなら自分で金払えよ!』

 

 とのことでした。

 今なら、は?ふざけるな!!

 と一蹴できそうですが、肉体的にもギリギリの当時の私は従うしかありません 

 でした。

 入院はどうしてもできない旨を伝えたところ、病院側には驚かれましたが、

 毎日通院して点滴を受けることで入院は免れました。

 ただ、この毎日通院するというのが地獄のようでした。

 気持ちが悪く立っているのでさえフラフラするのに、通院しないといけないという

 苦痛。

 赤ちゃんを守らないと!という思いだけで頑張りました・・・

 

 ただ今なら言えます、こんな頑張りは必要ありません!!

 誰になんと言われようと医者に入院したほうがいいと言われれば入院

 したほうがいいんです!

 素人が勝手に判断してはいけないと強く思います。